在来作物はエライ 10.12.2

Posted at 12/02 今日の大峰かおり »

画像は枝豆「大峰かおり」の種です。というか枝豆で収穫せず、そのまま実らせて大豆にしてしまったもの。これが種になるわけで、大豆=種です。

大峰かおり種.jpg

今年の大峰かおりは惨憺たる状況でした。夏の猛暑による不稔(実が入らない)が多く、収量は例年の半分と言っても過言ではないでしょう。
このように種としての品質もイマイチです。まだ選別前の姿ですが、シワや変形、罹病したものが目立ちます。
種は来年の作付けに大切です、種が無ければ植え付け出来ないのですから。

大峰かおりのように在来作物は90%以上の確率で性質を継ぐのだそうです。なので自家採種でも毎年同じ味のものが栽培できます。
しかし今の野菜などはF1(一代雑種)といって収穫されたものから種を採り、それを植えても性質は継ぎません。トウモロコシがいい例で、食べる粒々が種ですが、あれを植えても前のトウモロコシにはならないのです。
ということは毎年種を買わなければならないことになります。毎年種を買うということは、種が大きなビジネスとなる訳です。
農家は常に種を買い続けることになります。最後まで実らせて種採りするという行為は在来作物でない限り無いと言えます。米も例外ではなく種籾を毎年買わなければなりません。

このように農家は毎年一代雑種を作り続けていることになります。それに引き換え在来作物はエライですね。美味しくないものは作られなくなるという淘汰を生き抜き、現在でも作り継がれているのですから。

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