コシヒカリBL 11.1.8

Posted at 01/08 農作業もまた楽し »

早くも今年作付けするコシヒカリの種籾が届きました。
まだ早すぎるのですが・・・、「注文もらったものはサッさと配達してしまえ」という考えでしょうか。
こちらとしては、保管する場所を確保しなければならないのです。

種籾.jpg

届いた種籾はコシヒカリBL。
あれ、コシヒカリではないの?と疑問に思う人が多いと思います。
BLとは、いもち病抵抗性系統(Blast resistance Lines、ブラスト・レジスタンス・ラインズ)の略で、コシヒカリに「いもち病」の抵抗性遺伝子を連続戻し交配で育成させたものです。連続戻し交配とは、交配のみによる従来育種で、遺伝子組み換えではありません。
簡単に言うと、「病気に強いコシヒカリ」ということになります。

これが本当のコシヒカリと言えるのか?という議論は導入当初から言われてきました。また食味が違うとか、炊きたての香りが違う、などという議論もくすぶったままです。ただ、コシヒカリ特有のいもち病に弱い性質が強くなったのは実感できます。

このような議論を論評するのはさておき、JA系で出荷されるコシヒカリは全てBLと言っていいでしょう。しかし他の集出荷業者は従来からのコシヒカリが欲しいのも事実です。その理由として、販売においてJAと対抗するねらいがあるようですが、それよりも食味重視を販売の主眼においているようでなりません。
当然作る農家としてもJAや業者に販売するだけでなく、自分で直接販売する農家が増えてきています。今の米流通はJA系の流通、商系の流通、そして農家から消費者へ直接流通、この三系統の米流通で占められていると言っても過言ではありません。
そうえん農場から米を買って下さるお客様は、農家から消費者への直接流通です。

そこでこれからどのような変化が起るのか?
BLが衰退していくような気がしますが・・・?これは本来の役割を置き去りにしてきた、JAの衰退と比例して行くようでなりません。

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