ここ数年前から耕作放棄地が目に付くようになりました。
耕作放棄地とは農地ですが、何も作らず原野と化している所を言います。

耕作を放棄するのは訳があります。田んぼだったのですが転作の割り当てで、米を作れず、さりとて他の作物を作るには土地の条件が合わなかったり、人手不足と高齢化が重なり作ることが出来なかったり。山のそばでは猿害があり、作物を作っても猿に食べられてしまう・・・、などなど。
この耕作放棄地を無くすべく政府も対策を講じていますが、これと言った妙案は無いのが現実です。耕作放棄地は農業の衰退、荒廃のバロメーターと言ってもいいでしょう。

人手が入らなくなると、当然草が勢いを出し繁茂します。たぶん次に生えて来るのは葦などの植物、その次に雑木が生えて最後には森になるのでしょう。

今耕作放棄地は花盛りです。遠目には綺麗ですが、素直に綺麗だと喜べない現実があります。

コシヒカリと越後姫、枝豆大峰かおりの産直、そうえん農場