今回の旅行の目的は奈良の世界遺産を訪ねることはもちろんですが、一昨年訪れた京都で行かなかった穴場を訪ねることも目的でありました。
穴場といっても我々が考えることは幼稚で、「まあ京都で美味しい酒を飲める所」くらいしか頭になかったのです。
美味しい酒を・・・。となれば舞妓と「くるしゅうない、ちこうよれ」などと言って料亭でバカ騒ぎが一番ですが、財力と品格から考えると到底無理。それでは鴨川の川床で宴会をと思い、現場合わせで予約にチャレンジしたのですが、どこも当日予約では満席でお断り。結局古風な京都のたたずまいを残す料亭でドンチャン騒ぎをすることになったのです。

翌日（三日目）は帰路につくまでの半日、どうするべ～とまたもや現場合わせ。「そうだ今年は龍馬だろ！」とばかり寺田屋へと向ったのでした。ここは倒幕派の定宿となっていた船宿。龍馬が妻お龍と愛をはぐくんだ場所と聞いて、これは行かねばならね～。とスケベウスラバカ連は単純に思ったのでした。
部屋に残る刀傷や弾痕を見て倒幕の思いにふける予定がまだ開館前。玄関前にて「新撰組だ開けろ！」と言っても「時間までお待ちやす。」と言われあえなく退散。

時間的にもう一ヶ所訪問できる、しかし古めかしい仏像や建物は見飽きた。そうだそれなら京都の侘び寂だべ、とばかり名園を探したのですが帰路方面でとなると、単純に銀閣寺となったわけです。
観光客のいない静かな庭を眺めよう、という考え自体が我々には似合わないのかも知れませんね。
しかし銀閣寺は小雨模様、時間帯が良かったのか観光客もまばら。少しですが侘び寂の境地に浸れたのでありました。

次はおまけの珍道中編

コシヒカリと越後姫、枝豆大峰かおりの産直、そうえん農場