野良仕事03     ホームへ戻る 野良仕事02年版へ

毎日の野良仕事をデジカメとコラムでお知らせします。
百姓の仕事を、分かってもらえれば幸いです。
この仕事をもっと詳しく教えて、などという質問はメール下さい。
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 野良仕事 03年
米つくりの実質スタートは3月末からです。
春と同時に作業がやって来る、といった感じです。
今は、昔と違って、ほとんどの作業が機械化されて
いますので、肉体労働はかなり少なくなりました。
しかし、一つの作業を短期間に仕上げ開ければならない
のは、昔も今も同じです。
作業の都度アップして行きますので、どうかご笑覧下さい。




稲刈り その1 9月24日
例年より10日遅れでコシヒカリの刈取りが始まりました。 刈取った籾がコンテナの袋に入っていきます。
待ちに待ったコシヒカリの刈取りです。冷夏の影響で例年より10日遅れの刈取りとなりました。やはり収穫は嬉しいものです、
籾がどんどん袋に溜まっていくと、嬉しくなってきます。もう完全に実っています、どんどん刈りましょう。

草刈り 8月16日
草は雨をもらうと一気に伸び始めます。
田んぼの畦、休耕した田など草だらけになってしまいます。
夏場の大事な仕事の一つが草刈りなのです。
炎天下でのこの作業は辛い仕事ですが、
草を刈らないと背丈以上に大きくなってしまいます。
また田んぼの風通しも悪くなり、
病気や害虫の発生の原因にもなります。
夏の暑い時期の大切な作業のひとつです。
黙々と草を刈る 鋸のような歯が回転して草を刈る

穂肥散布 7月27日
美味しい米を多く作るための肥料を散布する時期が来ました。
担いでいるのは動力散布機という機械、手に持ってる筒から肥料が
飛び出します。
この機械に肥料を約20kg入れて担ぎ田んぼに入り散布します、
これが大変なのです。
重いし、田の泥に足はとられるし、暑いし。
しかしこれをしないと美味しい米は出来ないのです。
肥料は有機100%のペレット状肥料。
夏の暑い時期にこの作業をしないと、美味しい米は出来ません。

江浚い 6月22日
年に一度、農業用排水路の大掃除をします。
今の時期になると、排水路は草が生い茂り、水がよどんでしまいます。
このまま放置すると草で多い尽くされてしまいます。
梅雨末期の大雨などに、十分機能を発揮できないことすらあるのです。
各家庭より1名参加で、関係集落が集まり行います。
朝8時より開始ですが、大勢でやれば半日の仕事で片付いてしまいます。
これが終われば、田んぼは中干し(田んぼの水を抜いて干す)の時期に
入ります。
排水路に入り鎌で草を刈る 年に一度の大仕事

雑草枯らし 5月28日
道路わき、畦にしつこい雑草が生えてきました。
これは除草剤で枯らすしかありません。特にスギナは厄介者の雑草です。
散布機には25リットルの液剤が入りますし、散布機自体も約10kg
あるので、最初は非常に重いです。
これも山登りのトレーニングだと思いやっています。
除草効果は約1週間で出てきます。

晴れた日に、一日行うとクタクタです。
道路脇に散布中 背負い動力散布機と除草剤

除草剤散布 5月19日
この除草剤を撒きます 動力散布機に入れて 田に入り散布開始 白い点々が除草剤
農業は草との戦い、と言っても過言ではありません。いかに雑草を抑えて作物を育てるか、にかかっています。
私の申請している新潟県農産物認証制度では、散布する除草剤が限られてます。除草剤ならなんでも良しではありません。
農薬はこれのみです。

田植え その2 5月12日
苗をハウスよりトラックで運びます 取り板で根の下側より取り出す この状態で田植機にセット 田植機運転席より前方
田植機に乗っている人より、脇で作業する人の方が忙しいです。息の合ったコンビネーションが大切です。

田植え 5月5日
いよいよ田植えが始まりました 田植機に二人乗ります 田植機に苗補給は大忙し 苗補給係りが乗るとはかどります
田植が始まりました、私の場合二日田植、二日代掻き、のローテーションで行います。田植は農家にとって嬉しいものです。アルバイトの方々に感謝。

代掻き 5月2日
田起こしが終わると、田に水を
入れて代掻き作業に入ります。
植える前の最後の仕上げです、
丁寧にゆっくり行います。
ゆっくりな分、眠たくなります。
睡魔と闘いながらの作業です。
代掻きと田植えは同時に日を分けて
交互に行います。
田植え前の最後の仕上げ 作業機のドライブハロー 運転席より前方

田起こし 4月28日
肥料散布後に田起こしを行います。
トラクターの後ろにロータリーという作業機を取り付け行います。
土を細かく砕いてやり、稲が育つ土を耕してやります。
今年は晴天続き後長雨となり、ぬかるみ、きれいに仕上がりません、
このような年もあるものです。
田起こしが終わると、次は代掻き。
田植えまでには、まだまだ作業が続きます。
いよいよ田起こしの始まり 長雨の後でぬかるむ

肥料散布 苗散水 4月18日
田起しの前に肥料を散布します。
トラクターの後ろに散布機を取り付け
機械による散布です。
この撒いている画像は、貝化石
という天然系の肥料。粉のた風が
あると舞い上がる。

苗が伸びてきたので散水です。
最初の散水は手作業です。
理由はこちら
トラクターの後ろに散布機(ブロードカスタ)を付け肥料散布 苗に散水、最初は手仕事

育苗箱ハウス並べ 4月12日
 播種した育苗箱を積んだ
トラックがハウスへ到着。
 人海戦術で並べて行きます。
 3日で約2.600枚を並べるので、
多くの作業者が必要です。
今回もアルバイトに頑張って
もらいました。
 この後、保温シートをかぶせ、
発芽を待ちます。
 この作業は腰にかなり
負担がかかります
播種した箱を積んだ軽トラがハウスへ 人海戦術で並べて行きます 腰を曲げる仕事です

播種(種播き) 4月11日
土が入った袋を下げています この位の密度で播きます 土入れ機に育苗箱を入れてやる 種籾が播かれて出てきます
 いよいよ播種となりました。
 春作業で最も注意を払う仕事です。
 種籾の芽の出具合、土の量、播く密度、潅水の量、etc。
 この仕事は人数が多くないと、はかどりません。
今回は私を入れて8人で行いました。皆、段取りが分かっている人たちですので安心です。
 播いた育苗箱をハウス内に並べ、発芽を待ちます。これから田植えまで、
気の抜けない管理が続きます。
全体の様子はこんな感じ 育苗箱を軽トラックに積み込み

育苗土混合 4月6日
土の入った1トンの袋を吊るし
機械にセット
準備OK
重さ1トンの袋に入ってる土が混合機に入っていきます。 クンタン、肥料が混ざって出てきます、これがベルコンで別の袋へ。 袋に入り出来上がり。作業は機械がやりますが、調合割合は全て手動です。勘が大切なのです。

ハウス、ビニール張り 4月1日
 苗の育苗用ハウスにビニールを張る時期が来ました。
 4人で一日に4棟を張ります。今日は風が無く晴れていて、絶好のビニール張り日よりです。午前中2棟
午後2棟を無事張ることができました。
 慣れている人を頼んでいるので、要領よくテキパキと張ることができました。この仕事はあっちへ行ったり
こっちへ来たり、登ったり下りたりで、けっこう重労働です。

耕運爪交換      
3月30日
トラクターロータリー部(耕運部)     減った爪と新品の爪      取替え作業の様子
 トラクタ−のロータリー部(耕す場所)には、たくさんの耕す爪が付いています。この爪が回転して土を耕していくのですが、
使っていると、だんだん磨耗して細くなっていきます。減った爪は土をよく耕してくれません。
 そこで定期的な交換が必要になります。使う前の泥が付いていないうちに交換すれば仕事が楽です。
私の場合、一年おきに交換しなければならないようです。
 このトラクタ−が毎日稼動し、田を駆け回るのもすぐです。

江浚い(えざらい) 3月23日
      

 江浚い(えざらい)とは、田に水を引いたり、落としたりする
水路に溜まった泥を上げたり、補修したりする作業。
この作業は集落の共同作業で、稲作りをしている農家は
各家庭より1名以上参加する決まりになっています。
この作業が春一番の作業です。
 いくら機械化されたといっても、これだけは人の手によるほか
ありません。
 かなり腰に負担がかかります。
 作業が終わると、皆で慰労会です。