平成17年の米作りを皆様にお伝えするページです。
育つ様子を中心にアップしていきますので、秋の収穫までお楽しみ下さい。
 春 編
     
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発芽  4月上旬 種籾が芽を覚ましました

約2週間水に浸けておいた種籾を、水温32℃まで上げてやると、
待ってましたとばかり芽を出し始めます。
画像の種籾に白くツノのように突き出たものが芽です。

もう完全に芽を覚まし活動し始めました。この状態になった種籾を播種するのです。
ここまでくればもう止められません。あとはグングン芽を伸ばし成長するだけだす。
この芽を出させるタイミング、時期が米作りでは最も大切な、一年を占う、
農作業を決める仕事なのです。

種籾は動き出しました。さあ、これに合わせて本格的な農作業開始です。

浸種 3月下旬 水に浸けて芽を覚まさせる



微生物農薬により種子消毒された種籾を、今度は水に浸けて眠っていた種籾の芽を覚ましてやります。
水の浸透圧により種籾の中に水が入ることにより、発芽抑制物質が抜け出し、種籾は芽を覚まします。
積算温度で120度(水温10℃で12日以上)がコシヒカリの最低浸種期間です。

2〜3日ごとに水を替えてやり、ゆっくりゆっくり芽を覚まさせるのです。
種籾に透明感が出てきて中が透けて見えてくるまで水に浸けておきます。


コシヒカリ種籾200kgが今年蒔く量です。

種子消毒 3月下旬 微生物農薬 特別栽培農産物認証薬剤
新潟県特別栽培農産物に申請してるので、使える農薬が決められています。
種子には病原菌が付いてる恐れがあるので消毒しなければなりませんが、今年から微生物を利用した薬剤が特別栽培農産物に使えるようになりました。微生物の力で悪い病原菌を退治するので、使用後排水を流しても、
環境負荷がありません。
この薬剤を水に溶かし種籾を24時間浸けて消毒します。

種籾準備 3月下旬 今年からコシヒカリBL
今年から新潟県のコシヒカリは全てコシヒカリBLという品種に変わります。
昨年収穫したコシヒカリの種籾を今年植えることは出来ません。コシヒカリBLとはblast resistance lines(ブラスト レジスタンス ラインズ)の頭文字を取った名で「いもち病抵抗性系統」のコシヒカリです。

これは新潟県が長い年月をかけて開発した新コシヒカリで、いもち病に強いだけでなく、
新潟県以外のコシヒカリと区別することができます。(DNA鑑定ですぐ判る)これは新潟産コシヒカリが収穫量より多く流通していることからの対抗策でもあるのです。

味は今までのコシヒカリと全く変わらず、遺伝子組み換えで作られた品種ではありません。(品種交配)いもち病に強いことから夏の天候不順にも心配要りませんし、農薬散布も減らせます。
私は以前より農薬は散布してませんが、
今年よりコシヒカリBLに全て切り替えます。

コシヒカリの産直 そうえん農場は北越後、加治川村に米作りをしている百姓です
〒959-2411 新潟県北蒲原郡加治川村横岡1910−1
下條荘市
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